韓国で大ベストセラーとなった『82年生まれ、キム・ジヨン』をご存知でしょうか。
国内で130万部も売り上げ、多くの女性の共感を受けた小説ですが、映画も大ヒットとなり、2020年10月9日からは日本でも公開となります。
一足先にこの映画のキャストとあらすじをご紹介します。
【82年生まれキム・ジヨン】概要
男社会の時代の中で生まれ、育った現在33歳の女性キム・ジヨンをチョン・ユミが演じ、その夫役チョン・デヒョンはコン・ユです。
二人は『トガニ幼き瞳の告発』と『新感染ファイナル・エクスプレス』で共演し、今回は初の夫婦役となります。
就職、結婚、退職、子育てをしていく中で、常にストレスを感じて生きているジヨンの心が、ある時から壊れ始め、精神科を受診するようになり、そのカウンセリングする医師が聞き取りする形で話が進んでいく映画です。
韓国の時代背景、家族観、男性社会などでストレスや生きづらさを感じ、多くの女性にとって共感するところが多い話題作です。
【82年生まれキム・ジヨン】キャストデータ
キム・ジヨン(チョン・ユミ)
画像:https://www.wowkorea.jp/news/enter/2018/1025/10222677.html
1982年生まれの女性で、男社会の時代の中で生まれ、育った現在33歳の女性。
就職・結婚・退職・子育てを経験し、あることをきっかけに水が溢れるように心が壊れていく。
- 生年月日:1983年1月18日
- 出身地 :釜山広域市
- 身 長 :163cm
- デビュー:2003年短編映画『愛する少女』
- 学 歴 :ソウル芸術大学映画科
- 出演作品:「サイコキネシス-念力- 」「新感染ファイナル・エクスプレス」「悪魔は闇に蠢く」「トガニ幼き瞳の告発」「パラサイト半地下の家族」「ライブ〜君こそが生きる理由〜」「ケ・セラ・セラ」他
チョン・デヒョン(コン・ユ)
画像:https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2149668
キム・ジヨンの夫で娘と3人暮らし。幸せに生活していたが、ある時妻のジヨンの異変に気付く。見たことのない一面を見て衝撃を受けるが、精神科に相談し、ジヨンに対して献身的な夫であり、ジヨンと向き合っていく。
- 生年月日:1979年7月10日
- 出身地 :釜山広域市
- 身長・体重:184cm、74kg
- 血液型 :A型
- 学 歴 :慶煕大学アートヒュージョンデザイン大学院パフォーミングアート学科
- デビュー:2001年KBSドラマ『学校4』
- 出演作品:「密偵」「新感染ファイナル・エキスプレス」「男と女」「トガニ幼き瞳の告発」「トッケピ〜君がくれた愛しい日々〜」「ビッグ〜愛は奇跡<ミラクル>」他
オ・ミスク(キム・ミギョン)
写真:different company
キム・ジヨンの母。家族のために子育てしながら一生懸命働き、ジヨンの良き理解者でもある。
- 生年月日:1963年10月14日
- 身 長 :165cm
- デビュー:1986年映画『恐怖の外人球団』
- 受 賞 :1990年百想芸術大賞新人演技賞
- 出演作品:「ただ君だけ」「ホームランが聞こえた夏」「春の日は過ぎていく」「不滅の恋人」「師任堂(サイムダン)」「色の日記」他
キム・ウニョン(コン・ミンジョン)
画像:STAR VILLAGEエンターテインメント
ジヨンの姉で2歳上。自分の意思をきちんと通せる強い性格。
- 生年月日:1986年9月30日
- 身 長 :169cm
- 学 歴 :建国大学校映画学科
- デビュー:2012年映画『Your Time is Up』
- 出演作品:「死体が消えた夜」「奴隷の島」「消えた人々」「ビューティー・インサイド」「知ってるワイフ」「愛の温度」「サム、マイウェイ〜恋の一発逆転!」他
ジソク(キム・ソンチョル)
ジヨンの弟。
- 生年月日:1991年12月31日
- 出身地 :ソウル広域市
- 学 歴 :韓国芸術総合学校
- 身長体重:178cm,67kg
- デビュー:ドラマ『刑務所のルールブック』
- 受 賞 :第1回韓国ミュージカルアワード 男性新人賞
- 出演作品:「アスダル年代記」「プレーヤー〜華麗なる天才詐欺師〜」「刑務所のルールブック」「長沙里9.15」他
ヘス(イ・ボンリョン)
ジヨンの同僚。
- 生年月日:1980年2月7日
- 学歴:中央大学大学院写真学科
- デビュー:ミュージカル『愛に関する5つの素描』
- 出演作品:「EXITイグジット」「オクジャ/okja」「君の誕生日」「僕を溶かしてくれ」「あなたが眠っている間に」他
ヨンス(イ・オル)
ジヨンの父で公務員。
- 生年月日:1964年4月5日
- 学 歴 :景園専門大学
- 出演作品:「光州5・18」「サマリア」「純愛中毒」「仁寺洞(インサドン)スキャンダル」「ウォッチャー不正捜査官たちの真実」「ライブ〜君こそが生きる理由」他
【82年生まれ、キム・ジヨン】相関図とあらすじ
キム・ジヨン(チョン・ユミ)は1982年生まれの女性。
結婚、出産をして常に誰かのために目まぐるしい毎日。
ある時、公園でコーヒを飲んでいたジヨンに心ない言葉が飛んできて、それ以来心が壊れてしまう。急におかしな発言をし始めるのだが、ジヨンはそれを記憶していない。
そしてカウンセリングを受けることになり、彼女のカウンセリングをもとに彼女がなぜ、苦しむことになったのかを淡々と紐解いていくストーリー。
ジヨンは公務員の父と主婦の母、姉と暮らしていた。
当時は産児制限政策を国がすすめていて男子誕生は望まれ、女子を身籠ると堕胎をすることがよくあった時代。
5歳下に弟ができるが、親戚の弟へ特別扱いや、学生時代に男性優位の規則や、女性を性的対象として見る男性とのトラブルなどの経験から、常にストレスや違和感を感じて生きてきた。
ジヨンの母は家のために子育てをしながら仕事をしていて、女性だからという考えはなく、父よりも商売センスがある人。
母の事業の成功のおかげで、家族で広いマンションに住めたのだった。
ジヨンは大学時代、恋愛もするが、やはり男性優位な環境に違和感を感じ、就活も女性への壁は高く、面接・採用で男女差別をあからさまに受けた。
なんとか広告代理店に就職ができ、そこで長年女性の地位を確立すべく努力して活躍する唯一の女性の課長と出会う。
彼女からの後押しも受け、仕事も接待以外は順調だったが、ある時、プロジェクトの立ち上げメンバーに立候補するも、会社の根深い男尊女卑の考えにやはり選ばれることはなく、
会社にも失望してしまう。
30歳になりチョン・デヒョン(コン・ユ)と結婚。
幸せだが、周囲からの子供に対する無神経な発言に悩まされる。
そして女児を授かるも、職場でも嫌味を言われ、男児ではないことで周囲からのプレッシャーに押しつぶされそうになる。
出産後、ハードな日が続き、夫の協力も難しく子育てのため退職。
妻が子育てをするのが当たり前という考えが主流なので、愚痴をこぼしても昔の主婦の家事と比較される。
娘が1歳をすぎ、新たな仕事探しを始めていたジヨン。
労働条件や給与など自分の希望とは合わず、勉強したいことも叶わずうまくいかない日々。
そんな時にある心ない言葉がきっかけで、次第に心を壊していく。
カウンセラーである医師は女性の生きづらい状況をよく理解していると自負している人だが、そんな理解者ずらしている医師も。果たしてどうなのか・・・。
まとめ
映画【82年生まれ、キム・ジヨン】のキャストとあらすじをまとめました。
世代によって、性差によって、感じ方は微妙に違うと思いますが、幼い時から当たり前のように男の子が大切に思われていた時代が長い間続き、家族のあり方もそれに則っていて、学校、職場、婚家も古い慣習が続いているわけですね。
それは韓国だけではなく、多くの女性の現実として、今も尚、起きているので共感し、涙してしまうのだと思います。
過去は変えられないけれど、未来の自分は変えられると希望を持ってこの映画を見たいですね。
特に大好きなコン・ユさんの久々の映画ですから、楽しみにされている方も多いでしょう!
良かったら感想など教えていただけると嬉しいです!
無料視聴情報は少し先になりますが、分かり次第アップしますね!