韓国ドラマトッケビ第7話「初恋」のネタバレです。ストーリー内容をほぼそのまま書いています。ドラマを思い出しながら読んでくださいね。
トッケビ第6話のあらすじ
カナダでウンタクの未来を見てしまったキム・シンは、自分が選んだ未来も知ります。それであれば、剣を抜いてもらおうと思うのですが、ウンタクの明るい笑顔を見ていると“生きたい”という想いも湧き出てくるのでした。
900年の間、罰を受けたと思っていたけれど、ウンタクからは「ちゃんと神様から愛されている」と言われ涙を流すキム・シン。だからこそ、命を終えなければいけないと思います。
意を決して剣を抜いてもらおうと、ソバ畑の扉をくぐります。
剣を抜けばキム・シンは消えてしまうということを知らないウンタクは無邪気にソバ畑の景色を喜びます。そして、キム・シンに誓約書を渡し、サインを求めました。
『毎年、初雪の日に呼び出しに応じること――』
キム・シンは切なげに見つめながらサインをしました。
ウンタクは、キム・シンが降らせた初雪に心を躍らせながら大剣を抜こうとするのですが、なぜか剣を掴むことができません。
「呪われた王子と一緒」と言って、ウンタクはキム・シンに口づけするのでした――。
トッケビ第7話「初恋」ネタバレ
生きることを選ぶ
初雪の中、剣を抜こうとしたものの、触ることすらできなかったウンタク。何が必要なのか分かった、とキム・シンにいきなり口づけました。
突然の出来事に、キム・シンは混乱します。それは、とっさに行動してしまったウンタクも同じでした。彼女にとって、大切なファーストキスだったのです。
戸惑うキム・シンは、怒ったように、その場を立ち去るのでした。
死神とドクファが、キム・シンからの贈り物を前に、彼との別れを悲しんでいました。
そこに、キム・シンとウンタクが帰ってきます。
ドクファは再会を泣いて喜ぶものの、カードを返せといわれ拒否します。バッグや現金を守りたいウンタクも、家の権利証を守りたい死神も、同じでした。
嫌がる3人からプレゼントを取り返したキム・シン。
妹の掛け軸を燃やせと頼んだユ・シヌ会長に、もう燃やしてしまったか、尋ねます。会長は、明日ドクファに届けさせると答え、言いました。
「もう死を望むのはやめて、生きることを選ばれてもよいのでは?」
未来とお告げ、どちらが変わったのか分からないものの、また戻れてよかったと思うキム・シンでした。
戻った日常
剣を抜けなかったウンタクは、追い出されないように、家事に精を出します。
しかし、次々と皮肉を言ってくるキム・シン。我慢の限界を超えたウンタクが言います。
「私が花嫁じゃないと決めつけるのは、早いわ」
「剣がつかめないのに、花嫁だと?」と、キム・シン。
「私と過ごした時間はまぶしくて、どの日もよかったと言ったわよね」
「今もそうだ」
キム・シンの言葉にウンタクは驚きます。
「今もまぶしいと感じている」でも、話は別だというキム・シン。
結局、入居者として、家賃を請求されてしまうウンタクでした。
こんな事になったのは剣が抜けなかったせいだ、と、死神に話すウンタク。
「呪いに勝る何かが必要なのでは? 例えば“真実の愛”とか」と言った死神に、ウンタクは口づけをしたことを話そうとします。
横で話を聞いていたキム・シンは動揺して、
「そんなことを軽々しく…口づけしたことを人に言うなんて…」と自分で言ってしまいました。
「自分のキスの話をして、何が悪いの?」
「2人でしたんだから、半分は私の話だ」
「お前たち、キスしたのか?」と驚く死神の横で、2人は仲良くケンカを始めるのでした。
「俺は名刺がなくて、電話もできずにいるのに。あいつら…」
憤る死神は、「花嫁でないなら追い出せ」とキム・シンに迫ります。
キム・シンは色々な言い訳をし、ウンタクをかばいます。
「正直、死ねなくて喜んでるだろ。あの子といられるし」と死神に言われて、反論しながらも、結局は、ウンタクを追い出したくないキム・シンでした。
キム・シンは、誓約書を読んでいました。ウンタクから取り戻したバッグに入っていたのです。
『毎年、初雪の日に、呼び出しに応じること――』
そんなかわいい誓約書を、キム・シンは何度も読み返して微笑むのでした。
トッケビの力
ウンタクの大学入試当日。バス停にウンタクとキム・シンがいます。試験の答えを教えると言うキム・シンですが、ウンタクは「実力で解けるから結構」と言い切ります。
感心したキム・シンは、ウンタクの頭を撫でました。
2人の世界に入っている間にバスが行ってしまいました。ハッとして気まずくなる2人。ウンタクがバスの時間が過ぎたことに気づき、慌てます。
「トッケビの彼氏に任せろ」
キム・シンはウンタクの手を取って走り出しました。
ある建物の扉を開け入っていく2人。その扉の向こうは、試験会場だったのです。
ウンタクを送り届け、扉を開けて元の場所に戻ったキム・シン。そこに走ってきた自転車の男とぶつかりそうになります。
「馬鹿やろう、死にたいのか」
怒鳴りつけ、自転車で走り去る男をキム・シンが見つめます。じっと見つめた彼の未来はタクシーに衝突した姿でした。
はじめてのデート
試験を終えた学生たちを、母親や家族が迎えに来ていました。寂しい思いで帰宅したウンタクを迎えたのは、ドクファ、死神、そしてキム・シン。
3人が用意したケーキを見たウンタクは、「幸せすぎて涙が出ちゃう」と泣き笑いします。
そして、ケーキのろうそくに願い事を始めました。
「今日は受験生割引が使えるから、トッケビさんと映画館に行かせてください」
ポップコーンを抱え、映画館の席についたキム・シンとウンタク。観るのはホラー映画です。キム・シンは、ウンタクに言います。
「悲鳴を上げて、周りに迷惑をかけるなよ」
映画が始まると、大きな悲鳴を上げ周りに迷惑をかけ続けるキム・シンなのでした。
映画を見終わった2人は、軽食店に入ります。ウンタクのおごりで、キム・シンが頼んだのは、Lサイズのサンドイッチ。お金が足りなくなったウンタクは、彼が食べるのを恨めしそうに見ているだけです。
意地悪を続けるキム・シンに、ウンタクが言います。
「バッグもお金も取り上げるなら、最初から渡さないで」
そして、せきを切ったように話しだしました。
「くれる時も変だった。今しか渡せないような言い方だったわ」
あれはお別れの品で、剣を抜いたら遠くへ行く気だったのか、とウンタクが尋ねます。
「花嫁が現れたら、遠くへ行くと言ったろ」
「今も遠くへ行きたいと思ってる?」
「行きたくない。でも花嫁が現れたら、私の意志では選べない」
キム・シンの言葉に、ウンタクは悲しい顔で言いました。
本物の花嫁が現れる前に家を出る。知らない間に旅立って、と。
初恋
マスコミ映像学部の入試日。試験を終えたウンタクが大学構内を歩いていると、野球部が練習していました。打球が、ウンタクに向かって飛んできます。あわや直撃という瞬間、球をキャッチする野球部員。
「大丈夫?」と聞く彼は、なんとウンタクの初恋相手でした。
イケメンで好青年のチェ・テヒも、ウンタクのことを覚えていました。久しぶりの再会。美人になって背も伸びたと、テヒはウンタクの頭を撫でます。
花束を持って迎えに来ていたキム・シンは、その場面を見てしまい、面白くありません。
「あいつが例の“代表”なのか?」
キム・シンの心を反映して、晴れていたのに、突然、雷が鳴りだしました。
家に帰っても不機嫌なキム・シンは、ウンタクの頭を撫でたテヒの手首を折ってやろうかと考えていました。そして「ピアノを続けさせていれば、2人は出会わなかったのに」と嘆きます。
冷蔵庫からケーキを取り出したウンタク。キム・シンがそれを奪って独り占めして、ケンカが始まります。彼が不機嫌なのは、剣が抜けなかったからだと思っているウンタクは言います。
「キスしてもダメ。“愛してる”と言ってもダメ。」
「本心で言ってなかっただろう」とキム・シン。
ウンタクは「私は今、初恋の人に夢中なの」と言い放つのでした。
キム・シンは、大学野球部の部室に乗り込み、テヒを呼び出します。
現れたテヒを見たキム・シンは、「お前、こんな顔になったのか、男前じゃないか」と言います。テヒは、自分が幼いころに会った人だと思い出しました。
バッティングセンターで練習するテヒの隣で空振りばかりしているキム・シン。2人は勝負することになり、「僕が勝ったら、願いを聞いて」と言うテヒ。結果はテヒの圧勝で、キム・シンはテヒの願いを叶えます。
テヒが帰宅すると、ピアノがなくなっていました――。
「僕はピアノを消してと頼んだ。野球をやりたいのに、無理に習わされていたから」
テヒは言います。あの時のおじさんではないか、と。
キム・シンは否定しますが、テヒは納得していない様子でした。
キム・シンは、死神に「同一人物だと気づかれた」と話します。死神に、テヒの記憶を消すよう頼みますが、断られてしまいました。
ウンタクは、キム・シンの部屋に忍び込み、バッグから誓約書を取り出します。用意したもう1枚の誓約書を見比べ「完ぺき」と言った瞬間、キム・シンが入ってきました。ウンタクは驚いて誓約書を隠しますが、気づかれて渋々渡します。
キム・シンは、自分のサインまでよく似せられたもう1枚の誓約書を見て、「文書偽造に不法侵入」と責めました。
逆ギレしたウンタクは、机の上にあった詩集を手に取り、これを取り返しに来ただけ、と嘘をついて部屋を出ていきます。
手元に残された2枚の誓約書を見て、見事な偽造だと頭を抱えるキム・シンでした。
自室に戻ったウンタクは、詩集のページをめくり、汚されていないか確認します。
すると、あるページに落書きがありました。
「初恋だった」キム・シンが赤いペンで書いたのです。
それを見たウンタクは、初恋の経験があるわけ?とつぶやきます。
私は初キスなのに…、と落ち込んでいると電話が鳴ります。テヒからでした。
寒空の中、コートも着ないでビルの屋上から見下ろすキム・シン。視線の先には、アイスクリーム店で待ち合わせたウンタクとテヒがいました。
死神の恋
虚しく帰宅したキム・シンに、電話を持って右往左往していた死神が、助けを求めます。サニーから電話がかかってきているのです。
出ないと殺される、でも名刺がないから出られない、だから代わりに電話に出てくれ、と言う死神ですが、ご機嫌斜めのキム・シンに断られます。
今度は“処理漏れ”に頼もうと、キム・シンにウンタクの居場所を聞くのでした。
アイスクリーム店。「たまに君のことを考えてた」と言うテヒと、照れて笑うウンタク。そこに、鳴り続ける携帯を持った死神がやってきました。
死神はウンタクに「代わりに電話に出なければ、彼の名前を聞き出し書き留める」と脅迫します。仕方なく、電話に出るウンタク。
電話の相手は「明日の午後1時に、この前のカフェに来るよう伝えて」と言って電話を切りました。
サニーとの待ち合わせ場所に向かう死神。ウンタクに教えられたとおり、想定できる質問すべてに答えを用意していました。
「満34歳、陰暦の11月生まれ、射手座のAB型で未婚、家は賃貸です。名刺はありません。会いたかった」
一気にまくしたてた死神の最後の言葉に、サニーは驚きながらも「私もよ」と答えます。
会話を楽しみ、いい感じになった2人ですが、死神はこのあと歓迎会に行かないと、と言います。ディナーも一緒にするつもりだったサニーを、また怒らせてしまう死神でした。
死神の新人歓迎会。紅一点、美人と噂の新人も来ています。後輩とトイレに行く途中、男にぶつかった死神。男は捨て台詞を吐き、去っていきました。
トイレから戻ったところで、場はお開きになり、死神は、預かっていた会費を胸ポケットから出そうとします。ところが、会費がありません。先ほどぶつかった男が盗んだのです。
後輩が「あの男、間違いなく祟られますね」と言いました。
困った仲間達は、帽子をかぶって姿を消し店を出ていきましたが、同僚に帽子を持ち去られた死神は、ひとり店に残されてしまいます。店主が見つめる中、死神はキム・シンに電話をかけ、助けを求めるのでした。
無銭飲食の疑いで警察にいる死神。身元を保証してもらわないと帰れないのですが、キム・シンはなかなか保証人を引き受けません。
死神が、助けてくれたらテヒの記憶を消すと言うと、手のひらを返したように警察官に名刺を渡し、死神の身元を保証するキム・シン。
キム・シンが名刺を持っていたことにショックを受けた死神は、警察署を出た後、腕組みをして歩いて帰るのでした。
死神がなぜ腕組みして歩くのか―
迎えに来たドクファは「人に触れると何か見えるんでしょ?」とキム・シンに確認します。
「前世だ」と聞いて、ドクファは死神のことを尊敬したようでした。
帰宅したキム・シンは、ウンタクの部屋に入ります。ウンタクの姿はなく、荷物がまとめられていました。キム・シンはウンタクと仲の良い幽霊たちを問い詰め、彼女の居場所を聞き出します。
死神の過去
ドクファが、祖父から預かった掛け軸を届けに来ましたが、キム・シンは留守です。会長が別れの品に何をもらったのか、気になった死神とドクファは、掛け軸を開いてみました。
それは、古い時代の女性の肖像画。
見た瞬間、死神の目からは涙があふれ、胸が苦しくなったのでした。
高麗時代、少女がお皿を両肩に載せて歩く練習をしています。その姿を陰から見ている少年が1人――。
現代、赤い服の女は言いました。「悲しい恋の始まりだった…」
動いた剣
結婚式場で歌をうたうウンタク。その姿を遠くから見つめるキム・シン。
2人歩く帰り道。チキン店と結婚式、バイトの掛け持ちを始めたというウンタク。母も父も友達もいないから、結婚式を見るのは複雑な気分だと話します。
だからトッケビの花嫁だと信じたかった、私にも家族ができたと思いたかった、と。
「剣を抜いてあげられずごめんなさい」
バイトを増やして家を出る準備をしているというウンタクを、キム・シンはそっと抱きしめます。
切なげなウンタクを、大切そうに見つめるキム・シン。そのとき、キム・シンの胸に激痛が走ります。苦しむキム・シンを前にして、剣のせいなのかとうろたえるウンタク。
彼の胸に刺さる剣に、ウンタクは手を伸ばしました。すると、以前すり抜けたその剣に、今度は触れたのです。
「待ってて。私が抜いてあげる」
ウンタクが剣を引き抜き始め、初めて剣が動きました。
キム・シンは思わず、ウンタクを強く突き飛ばしてしまいました。トッケビの力により、ウンタクの体は大きく宙を舞い、そのままトラックへ激突――
まさにその直前、瞬間移動したキム・シンが抱き止めます。
トッケビの力はとても大きく、次々とたくさんの車が大破していきました。
―神のお告げも、未来も間違っていなかった
この子の手により、私は呪いから解放され無に帰するのだ
私が死ぬ前に思い返すのは、900年の人生か、君の顔か
きっと君の顔だろう―
※画像はドラマキャプチャをお借りしています。
トッケビ第7話「初恋」感想
第7話はキム・シンのウンタクへの想いがかなり顕著に表れていましたね。剣に触れなかったウンタクをトッケビの花嫁と認めないと言いながらも、ずっと傍に置いておきたくて、意地悪なことばかり。まるで小学生(笑)
死神もまた、サニーへの想いをなんとか伝えたくて、あれこれ画策しては失敗する。いい大人なんですが、恋をしたことがない死神にとっては全てが初めてのことなんですね。
死神の力は『過去』が見えることのようです。『未来』が見えるトッケビとは真逆ですね。
そして、死神の前世の記憶が少し垣間見えましたね。キム・シンが大切に持っていた妹の肖像画を見て嗚咽する死神。これは何かありそうです。
第8話も楽しみながら書いていきます!
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