あらすじ

トッケビ 「第5話芽生え始めた恋心」 ストーリー内容のネタバレ『キムシンの涙と死神の名前』

 

韓国ドラマ【トッケビ】第5話「芽生え始めた恋心」のストーリーネタバレです。
ドラマ内容をほぼそのまま書いています。ドラマのシーンを思い出しながらお読みください。

トッケビ第4話のあらすじ

剣が見えることを話し、トッケビの花嫁だと認められたウンタクは、キム・シンのホテルに住むことになりました。

900年の間、胸に剣が刺さったままで死ぬことを許されなかったキム・シン。やっと安らかな眠りが訪れると思う反面、どこか寂しそうです。

「覚悟をするのは自分だ」と告げます。
トッケビの童話ではトッケビはほうきになるので、ウンタクは「ほうきが必要になる初雪の日に剣を抜こう」と無邪気に提案をしました。

2人はステーキを食べにカナダを訪れます。そこでキム・シンはウンタクから「悲しみを星に託す」という詩集を手渡されます。

詩集を読みながら待つキム・シンの元に駆け寄ってくるウンタク。
キム・シンはいつの間にか彼女のことを愛おしく思っている自分に気づくのでした――。

第4話「胸に刺さる剣」

 

【ネタバレ】トッケビ第5話「芽生え始めた恋心」

カナダからの帰り道

カナダから韓国に戻ったキム・シンウンタク。車を運転するキム・シンは黙ったままです。沈黙に耐えられず、ウンタクは歩いてホテルに帰ると言い、車を降りました。

部屋に戻ったキム・シンは、恋に落ちてしまったウンタクの笑顔を思い出していました。突然、胸に激しい痛みが襲ってきて、キム・シンは苦しみもがきます。

トッケビの花嫁だけが、その剣を抜くことができる
剣を抜けば無に帰し、安らかになろう

ホテルへの道を歩いて帰るウンタクは、若い女性の幽霊に頼みごとをされます。

「私の下宿に行き、冷蔵庫を補充してほしい。空の冷蔵庫を見て、母が悲しまないように」

お金のないウンタクは、ホテルの部屋から持ち出した食料や飲料で、空の冷蔵庫を満たしました。ベッドを整え、机の上も片付けます。自分ではもう何もできない幽霊は、ウンタクに感謝します。

部屋に、彼女のお葬式帰りの母がやってきました。整理された部屋、中の詰まった冷蔵庫を見て涙する母に、幽霊もそっと泣くのでした。

そしてそのあと若い女性は死神のお茶を飲み、天国へ旅立ちました。

 

歩道橋での再会

歩道橋で、指輪の彼との再会を待ち望んでいたサニーの前に、やっと死神が現れました。つい強い口調で「なぜ電話をくれないの」と言うサニーに、死神は、真面目に「では、帰ってすぐ掛けます」と言って去ろうとします。慌てて引き留めたサニーは、死神をカフェに誘いました。

カフェに着いて1時間、目も合わせずに、ただ黙ってジュースを飲むだけの死神。

「近況を尋ねるとか、挨拶とかしたら?」とサニーに言われて、死神が発した言葉は、「こんにちは。お元気でしたか?」でした。あきれながらも、会話ができて嬉しいサニーは「あなたも元気だった?」と返します。

「私の名前、覚えてないでしょ」とサニーに聞かれ、死神は「ソンヒさん」と自信ありげに答えました。

「サニー!」と訂正しながらも、面白い人ね、と笑うサニー。サニーの笑顔に見とれていた死神も、いつしか笑顔になっていました。

そして、サニーは死神に名前を聞きます――。

家でキム・シンとビールを飲みながら、死神が話します。

「名前を聞かれた。俺は自分の名前を知らないのに」
「元気か、とも。俺は生きていないのに」

キム・シンは、死神の話にうなずきながらも、別のことを考えていました。

ウンタクの笑顔と、午の刻の日差しが重なり、死の瞬間を思い出した。
そして決意した。この世を去ろう。迷いが生じる前に。幸せになる前に…。
君のために私が選ぶべき道は、命を終えること――。

キム・シンの心の声は、死神に聞こえていました。死神に「死ぬのか?」と聞かれたキム・シンは、初雪の前に、とぽつりと答えたのでした。

新しい生活

幽霊のために、ホテルの部屋の冷蔵庫を空にしたウンタクは、代金をドクファに払ってくれるよう頼みますが、叱られてしまいます。

困ったウンタクは、キム・シンを呼び出そうとしますが、その前にキム・シンが部屋に来てしまいました。

ウンタクは、キム・シンにバイト代で返すから立て替えて欲しい、立て替えてくれるまで何度も呼び出す、と言います。

すると、キム・シンは、今後はそばにいるから呼び出す必要はない、と言うのでした。

「私の家に行こう。君は花嫁だから」と無表情で話すキム・シン。ウンタクに「おじさん、私を愛してる?」に聞かれ、「必要なら愛す。愛してる」とロボットのように答えるキム・シンですが、心の中は悲しみでいっぱいです。

窓の外で激しい雨が降り出しました。

「こんなに悲しむなんて、よほど私が嫌いなのね」雨がキム・シンの悲しみと知るウンタクは言いました。

「おじさんの気持ちを気にする余裕はないから一緒に暮らす。とにかく剣を抜けばいいんでしょ」

そのとおりだ、と無表情なままのキム・シンに、ウンタクは涙をこらえ、荷物をまとめ始めるのでした。

雨が降り続く中、車で家へ向かう2人。ウンタクが「おじさんの名前は?」と話しかけます。「トッケビの花嫁として、夫の名前くらい知っておきたい」

キム・シンは答えず、沈黙が続きます。「私たち…」と言いかけて、「まだ“私たち”じゃないか…」言いなおすウンタク。

ずっと無言だったキム・シンが口を開きました。

「君が生まれる前から――“私たち”だ」

交差点での信号待ち。「ある時はユ・ジョンシン、またある時はユ・ジェシン、今はユ・シンジェ。本当の名前は、キム・シン。」そう言ってキム・シンは、助手席のウンタクを見つめました。

真剣なキム・シンのまなざしに、思わず視線を外したウンタクは、青信号に変わったから車を出して、というのが精一杯でした。

 

ゴミを出しに家の外に出た死神は、車から降りてきた2人に会います。

ゴミ出しを手伝おうとするウンタクを不思議に思う死神は、キム・シンから一緒に住むことを聞かされて、驚きました。

死神は、キム・シンが心の声で「君のために私が選ぶべき道は、命を終えること」と言ったことを思い出して、これでキム・シンが無に帰すと喜びます。

そして、君の使命を応援する、とウンタクとの同居を歓迎するのでした。

 

「神」を見たことがあるか

その夜は、ウンタクはキム・シンのベッドで、キム・シンは死神の部屋のソファーで寝ることになりました。

ウンタクはキム・シンの部屋のテーブルで、カナダで渡した詩集と、キム・シンの手帳を見つけました。手帳には、自分がプレゼントしたカエデの葉が挟んであり、ウンタクは、大切にされていたことに喜びます。手帳には、漢字で何か書いてありましたが、ウンタクには読めませんでした。

手帳に書いてあったのは遺書、キム・シンが神に宛てて書いた死を切望する嘆願書でした。共に高麗をあとにした幼い孫とその子孫を何人も見送り、自ら剣を抜き死のうとして死ねなかったキム・シンが書いたもの。

“不滅の命が褒美ではなく、罰であることを痛感した
どの誰の死も忘れられなかった
ゆえに私は自らの死を望む
だが神は、私の願いをいまだ聞いてはくれぬ――”

 

キム・シンが死神に「神を見たことは?」と聞きました。下っ端の死神が会えるわけないと答える死神。キム・シンは、蝶の姿の神を一度見たことがあると話し出します。

「顔を見せてくれれば、恨み言の一つも言えるのに」というキム・シンの言葉に、同じことを思う死神。

キム・シンは言います。「神が人の器に合わせて試練を与えるのなら、私を過大評価している」。

「人間は神を見られるのに、俺たちは見られない」死神は呟くように言うのでした。

無邪気な2人

朝になり、ウンタクがキッチンに行くと、キム・シンと死神がそれぞれの朝食を作っていました。

お金持ちなのだから使用人を雇えば、と言いかけたウンタクは、能力を使ってナイフを浮かせ、戦いごっこをする子供じみた2人を見てあきれ返り、雇えない理由を知ります。

ウンタクは、用意した要望書を2人の前で読み上げだしました。

1、雨を降らせないこと。「同居中は幸せな気分でいて」とキム・シンに言います。

2、不満は直接言うこと。「私を連れていくと脅したり、連れて行こうとしないで」と、死神に言います。

3、私に用があるときは、電話をすること。「授業中とバイト中は連絡してこないで」と2人に言います。

要望書を冷蔵庫に貼ったウンタクは、あっけにとられる2人を残し、登校していくのでした。

「用があるときは電話を」と言われても、携帯を持たないキム・シンと死神は、ドクファにスマホを用意させました。

初めてのスマホに興奮する死神と、嬉しいのにクールを装うキム・シン。

ドクファが使い方を説明しようとすると、キム・シンは自分は知っているから、死神にだけ説明をしてやってくれ、と言います。

しかし、ドクファが「まずアプリストアにいこう」と言うと、キム・シンは立ち上がってコートを羽織り、「行くんだろ?遠いのか?」。知ったかぶりが、ばればれなのでした。

 

新しい部屋

ウンタクは、学校のパソコンで「キム・シン」を検索していました。高麗の武臣という結果に、公務員みたいなものなら安定的ねとうなづきます。でも、情報はそのくらいしかありませんでした。

学校帰り、ウンタクが日用品などを買いにショッピングモールにいたところ、キム・シンから電話がかかってきました。

合流した2人はカートを押しながら、商品を見ていきます。

そこにトッケビのかわいいぬいぐるみがありました。キム・シンが、こんなトッケビがいるかといいますが、ウンタクは欲しがります。

ぬいぐるみや勉強道具、その他を含めてカゴにいっぱいの商品の支払いは、キム・シンのお財布からでした。

死神が、納品された仕事道具の受領書に「キム使者」とサインをしています。名前を持たない死神は、全員同じ「キム使者」なのでした。

サニーとカフェに行き、名前を聞かれて店を飛び出した日のことを思いだした死神。メモに書かれたサニーの携帯番号を、慣れない手つきでスマホに登録するのでした。

キム・シンとウンタクは、買い物を終えて、家に帰ってきました。

部屋の内装が終わったとキム・シンから聞いたウンタクは、急いで部屋のドアを開けました。

キム・シンと死神のアイデアを取り入れてかわいくなった部屋を、ウンタクはとても気に入ります。

「下は私の部屋だから静かに歩け」とウンタクに言って、自分の部屋に戻ったキム・シンは、上の物音を聞きながら、ウンタクの動きを推理していきます。

鉢植えを動かした音、お気に入りになったベッドで飛び跳ねる音、ドアを開けた音…。ウンタクのうきうきした姿を想像しながら、笑みを浮かべるキム・シンでした。

 

揺れる想い

死神がウンタクに、「女が好きそうな男の名前は何か」と尋ねます。自分には名前がないという死神に、トッケビには名前があるのにとウンタク。

死神は、トッケビの名前がキム・シンだと、そこで初めて知ります。ウンタクは、女に人気のある名として、キム・ウビンという名前を候補に出すのでした。

大学受験を控え、勉強に励むウンタクの部屋の前に、差し入れが置かれます。何度も届く差し入れは死神からで、「あいつの剣を…」という催促のメッセージ付きでした。

キム・シンは、食べて勉強ばかりで一向に剣を抜こうとしないウンタクに、将来の夢を聞きます。

ウンタクの夢は、ラジオのディレクター。

ウンタクは、剣を抜くのは保留にすると言い出します。抜いたらお払い箱にされるのではと不安で、勉強に集中できないからというのが理由でした。

本当の理由は違うのに…。

ウンタクはバイト先でサニーに、若いときに結婚するってどう思うかと相談をします。サニーから「愛がないのになぜ結婚するのよ」と言われ、ウンタクは「そうですよね、変な結婚だわ」と寂しそうに笑いました。

そして、「必要なら愛す」と無表情に言ったキム・シンを思い出し、愛されていないと感じるウンタクは、彼に冷たくすることを決めます。

家に戻ったウンタクは、本読むキム・シンを無視し、わざとリビングで洗濯物をたたむ死神に手伝いを申し出ます。キム・シンに聞こえるように話を始めるウンタク。

キム・シンはレンブラントの絵を持ち出し、どこに飾ろうかと必死でウンタクに話しかけます。しかし、ウンタクは無視し、赤いマフラーの話を始めました。

ウンタクが9歳の時、幽霊を見なくて済むようにと、首の後ろのあざを隠すために母が巻いてくれた赤いマフラー。効果はなかったものの、ウンタクにとって、とても大切なものでした。

無視され続け、大切な話を自分にではなく死神にされたことに嫉妬したキム・シンは、ウンタクと口論になります。

「早く彼氏を出して、願いを叶えてよ!」と言うウンタクに、「君の彼氏は私だ!」と勢いで口走るキム・シン。2人は戸惑い、照れ臭くなり、いたたまれなくなってそれぞれの部屋に戻りますが、お互いにまんざらでもない様子なのでした。

2人が目の前で仲良くケンカするのを見せつけられた死神は、「俺は名前もなくて、電話もできずにいるのに」と憤ります。サニーの電話番号を見つめていた時、やってきたドクファとキム・シン。キム・シンは勝手に、死神の携帯でサニーに電話をかけてしまいました。

焦った死神は、時間を止めて話す心構えをしようとします。同じく時間を制御する能力を持つキム・シンに効果はありません。死神はこれ以上ちょっかいを出されるのを嫌がって、部屋に戻りサニーと話しを始めました。

そして、すぐにサニーと会うことになった死神は、ドクファと一緒に待ち合わせ場所へと向かっていきました。

ウンタクの未来

冷蔵庫に飲み物を取りに来たウンタクは、キム・シンと顔を合わせ、気まずくなって立ち去ろうとします。思わず「ウンタク」と呼び止めたキム・シンも、気まずい思いをしていました。

仲直りしようと歩み寄る2人は、ステーキを食べに行くことにします。2人は、仲直りできるきっかけができて、嬉しそうです。

着いた店は、以前行ったカナダのレストラン。ウンタクの後から店に入ったキム・シンに、突然、未来の光景が見えました。

それは10年後の光景。大人びたウンタクが一人で席に座り、「男性と来ている」と、女性と携帯で話しています。電話を終えると振り向き、「代表、ここです」と誰かに声を掛けるのでした。

そわそわと嬉しそうに、相変わらず輝いている29歳のウンタク。彼女の隣にキム・シンの姿はありませんでした―。

そんな未来を見て、その頃には自分が不滅の命を終えていることを知るキム・シン。

自分の死後のウンタクが、自分を忘れて幸せに生きることを、自分が選んだのだと、ウンタクの未来に自分が思い出としても存在しないのだと予知したキム・シンの目からは、涙がこぼれるのでした…。

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※画像はドラマキャプチャをお借りしています。

 

【トッケビ】第5話の感想

いよいよ2人の生活が始まりますね。新たな生活はキム・シンにとって終わりを意味します。ウンタクの未来のために命を終えることを決めたのですが、やはり寂しそう…

キム・シンとウンタクの心情を和らげてくれるのが死神の存在です。どこかとぼけた表情の死神がホッとさせてくれます。トッケビと死神のやり合いも可愛くて、ついつい何度も見てしまいます。

こんな2人との同居生活って、普通に考えたら夢のようですよね(笑)

見えてしまった未来に自分の姿はありません。これからキム・シンとウンタクはどうなっていくのか、やっぱり【トッケビ】は最高に面白いですね。

第6話も楽しみながら書いていきます!

 

第1話「トッケビの花嫁」ネタバレ

第2話「やさしいウソ」ネタバレ

第3話「救出作戦」ネタバレ

第4話「胸に刺さる剣」ネタバレ

 

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