韓国ドラマ【トッケビ】第9話「行方不明」のあらすじです。ほぼストーリー内容そのままを書いています。
トッケビ第9話「行方不明」ネタバレ
悲しみ
「つまり、私が剣を抜いたら、おじさんは消えるのね」
トッケビを消滅させる道具―それが花嫁である自分の運命だと知ったウンタク。
「結局ここも、私の家じゃなかった…」泣きながら荷物をまとめ、トッケビ人形“ソバ君”も連れて家を出るのでした。
赤い服の女はキム・シンと話を終え本屋を出ます。そこに通りかかったドクファ。彼女は「久しぶりね。飲まない?」と親し気に声を掛けました。憂さを晴らしたいという彼女に、ドクファは「おごってくれる?」と応じます。
自分が無に帰さないと、ウンタクに危険が迫ると知ったキム・シン。
“そして百年後のある日、適度な天気のある日、初恋だったと君に告げたい
天に許しを請うてみる―”
願いが打ち砕かれた彼は、ウンタクを想って悲しみにくれるのでした。
最初に剣を抜こうとして抜けなかった、キム・シンが初雪を降らせたあの日。
「君と過ごした時間はまぶしかった」「何が起こっても君は悪くない」
そう言ったキム・シン。それが別れの言葉だったと、今のウンタクには分かります。
キム・シンの悲しみで降るみぞれの中、ウンタクは重い荷物を抱え、いつまでも歩き続けるのでした。彼から死が遠ざかるように願いながら…。
捜索
ウンタクが家を出たことに気づいたキム・シンは、必死で彼女を捜します。でも、海や学校、公園、図書館…どこにもいません。彼女と親しい幽霊たちも、行き先を知りませんでした。
死神にバイト先のチキン店がどこにあるか尋ねると、彼は「剣を抜いたら、お前が死ぬと話した」と打ち明けます。
隠しておきたかったことを勝手に話されたキム・シンは怒りますが、「俺はあの子の味方だから。俺もお前に死んでほしくない」と言われてそれ以上怒れなくなります。
キム・シンが出かけた後、死神は「本当に友情が芽生えてしまった」と独り言を言うのでした。
キム・シンがチキン店を訪れると「バイト募集中」という貼紙がありました。仕方なく帰ろうとした時、サニーがやってきます。すれ違いざま、彼女の未来が見えました。
「もう連絡しないで。偶然会っても無視して。ハッピーニューイヤー」
彼女が話す相手は、死神でした。
なぜ店をのぞいていたのか、とサニーが声を掛けます。
「お宅のバイトの子を捜してる」とキム・シン。
「もしやあの子を泣かせた元公務員のクソ野郎かしら。私からバイトの子を奪った男ね」
ウンタクの敵とみなしてケンカ腰のサニーに、キム・シンは「また会おう。君にも複雑な縁がありそうだ」と言って去っていきました。
帰宅したキム・シンは死神に、ウンタクの書類を提出するよう頼みます。名簿が届いたら、死ぬ日時と場所を調べて助けに行くつもりです。
「申請してはみるが、その間に何かあったら…」と死神は心配しますが、
「生死の境をさまよう時は、何か感じるはずだ。その瞬間、あの子が私を求めてくれれば」というキム・シン。
死神は“処理漏れ”の申請書を後輩に渡し、今日中に処理をするよう言います。後輩は、チ・ウンタクがバスに乗っていた女性であり、トッケビの花嫁だと知るのでした。
ウンタクが叔母たちと暮らしていた家にやってきた学級委員長。
しかし、出てきた大家に引っ越したことを聞かされます。困惑する彼女に、キム・シンが声を掛けました。
彼女が届けに来た修学能力試験の成績表を、「私から渡す」と奪い取ります。いい成績かと質問し、どこの大学でも入れる点数だと聞いたキム・シンは感心するのでした。
街では時季外れの濃霧が高層ビル群を覆い、夜には赤いスーパームーンがソウルの空に浮かびます。病院では失血死した人が生き返りました。すべて、キム・シンの仕業です。
「お前たちには同情するが、世の摂理を乱すのは許されない」と怒る死神。
キム・シンは「誰かに見てほしかった。神ならいいし、ウンタクならなおいい」と言います。
こんなことなら何も話さず剣を抜かせるのだったと憤る死神の言葉に、そうすべきだったかもなと呟くのでした。
ユ・シヌ会長が“この世の説明のつかない奇妙な存在”について、秘書に話します。秘書は、年を取らない不思議な男性の存在に気づいていました。
会長は打ち明けます。君を秘書に雇ったのもその存在で、両親のいなかった少年に高卒認定試験を受けさせ、大学に進学させた謎の支援者、―その方の名はキム・シン。
再会
ドクファがキム・シンに言います。
「あの子を見つけたら何をくれる?カード?」
捜せるわけないと言うキム・シンに、「僕に任せて」と自信ありげに言うのでした。
蝶がスキー場の空を舞います。たどり着いたのはスキーレンタルの小屋。そこでウンタクが忙しく働いていました。休憩時間にスマートフォンで見ていたのは濃霧とスーパームーンのニュース。
ドクファはキム・シンに「あの子はスキー場にいる」と報告します。
夜のゲレンデを歩きながら、いつか酒に酔ったキム・シンのことを考えるウンタク。
「この剣を抜けば私は…ステキになれる」「今日はただ君と笑っていたい」「じゃあ、初雪の日に」
彼の寂しそうな表情を思い出していると、目の前に本人が現れました。
キム・シンは「私と家に帰ろう」と言いますが、「私に家はない」とウンタク。自分がトッケビを消滅させる道具だと知る彼女に、キム・シンは言います。
できれば死ぬまで言わずにいたかったが、それは許されない。この剣を抜いてくれ。
「イヤよ」とウンタク。「お互い別々に知らない人として生きていきましょ。私から遠く離れて長生きしてちょうだい。二度と来ないで。また私の前に現れたらその時は殺す」
彼女はそうきっぱりと言って、離れていきました。
キム・シンは次の日もウンタクのそばを離れません。散歩する彼女の後ろを、どこまでも黙ってついていきます。ずいぶん歩いたところでウンタクが振り向きました。
キム・シンは、良い成績だ、と成績表を渡します。会うための、いい口実です。「次に現れたら殺すと言ったはずよ」そんなに望むなら剣を抜いてあげる、と強がるウンタク。
キム・シンは、彼女の手を取り、胸の剣の柄を掴ませようとします。「抜け、抜くんだ」
「イヤよ!手を離してってば!」激しく抗議し、泣きじゃくるウンタクの様子に、キム・シンは腕の力を緩めました。
ウンタクの命を助けるため、無に帰そうとするキム・シン。
キム・シンに生きてほしいウンタク。
「必要なら愛す。アイシテル」と以前キム・シンに言われ傷ついたウンタクが尋ねます。「今は私を愛してる?」
キム・シンは言いました。
「君に必要だと言われたい。君を愛せと言ってほしい。君を愛する口実が欲しい。それにかこつけて、生き続けたいんだ、君と共に…」
2人は静かに見つめ合うのでした。
重なった想い
ウンタクがスノーボードのメンテナンスを頼みに作業所に行くと、交代の人が来るまで待ってと言われます。椅子に腰かけて待っていると、立ててあったボードが次々とドミノのように倒れます。やがて倒れてきた棚を避けられず、ウンタクは床に倒れこみます。
自室に戻っていたキム・シンに、死神がウンタクの名簿を渡します。まるで誰かがウンタクを死に追いやっているかのように、あまりにもすぐ届いた名簿。
「私のせいだ」とキム・シンは自分を責めます。私への罰であり、神の意志だと言う彼に、死神は「弱音を吐くな。神の意志と俺の意志は違う。おまえもそうだろ」と励まします。
ウンタクの凍死予定時刻まで、あと1時間。
キム・シンはウンタクを捜し回りますが、居場所が掴めません。赤い服の女が言った「死の危険は今後ますます増え、より残酷になる」という言葉が、彼の胸に刺さります。
その頃、凍えるウンタクの脳裏には、走馬灯のようにキム・シンとの思い出が浮かんでいました。“君に必要だと言われたい。君を愛せと言ってほしい―”。
「必要よ…私を愛して…愛してる」
彼女の願いは、キム・シンに届きました。
ウンタクが目を覚ますと、病室でした。キム・シンに抱きかかえられ救出された彼女は、ユ会長の手配で入院、一命をとりとめました。
退院したウンタクは、スキー場のゴンドラに乗ります。マッチを擦って、火を吹き消します。しかしキム・シンは現れず、不安で涙がこぼれます。
ゴンドラが頂上に着くと、そこで彼が待っていました。「来ないかと思った」と泣いて怒るウンタクを追いかけ、強く抱きしめるキム・シン。
2人の想いはやっと重なったのでした。
恋する死神
「顔が青白くて唇が赤いの。黒い服を着て黒い帽子を持ち歩いてる」
占い師に話すサニー。その男は死神だよ、と占い師は言います。
全く信じず帰ろうとするサニーですが、誰かに光物をもらったかと聞かれて驚きます。物には持ち主の恋しさや後悔が宿ってる、持ち主が分からないものは捨てなさいと言う占い師。
チキン店でヒスイの指輪を見つめていたサニーのそばに、姿を消した死神が近づきます。自分にメールを送ろうとするサニーを見て、死神はスマホの着信音を消そうとしますが、焦ってロックの解除に失敗。
彼女はどんな文章を送ろうか悩みながら、なぜ連絡をくれないの?と文字入力します。
その理由は、記憶を消した罪悪感と、肖像画の女性に浮気をしたから。死神がサニーに聞こえない声で謝っていると、彼のスマホの着信音が鳴りました。
彼女が送ってきたメッセージは“会いたい”でした。死神は「僕もです」と答えます。
誰もいないのに鳴った着信音。怪奇現象かと怯えるサニーは恐怖を紛らすため、あさっての方角に大声で威嚇して、讃美歌を歌い始めます。
その様子がかわいらしく、死神は彼女をますます好きになるのでした。
切実な願い
ウンタクと一緒に帰宅したキム・シンは、早々に死神に「一緒に来い」と言われます。「私のおじさんに何をする気?」と間に入るウンタク。その言葉にキム・シンはデレデレです。
死者の茶房。死神は、キム・シンのせいで山積みになった理由書の手伝いをさせようとします。仕事をしたくないキム・シンはチキン店のオーナーの話を持ち出します。
死神の正体をばらしたかどうかと話していると、生きている人間が茶房に入ってきました。
ここは人間が立ち入れない場所。あり得ない事態に2人は驚きます。人間の男は必死の形相でトイレを貸してと言います。キム・シンは「切実に願うと叶うのか」と妙に感心するのでした。
サニーのチキン店で、もう一度バイトすることになったウンタク。店は好条件の場所に移転していました。移転先は、幽霊たちに聞いたのです。
その日から働くウンタクがゴミを店裏に運ぶと、そこでカツアゲにあっている小さな男の子を見かけます。母はなく貧乏だという少年は、手から波動を出してやっつけようとしますが、もちろん出ることはなく、逆に小突かれてしまいます。見かねたウンタクが相手を追い払い、「いつかあの子たちを倒せるわ」と少年の頭を撫でるのでした。
合格祝い
受験の合否をドキドキしながら、パソコンで確認したウンタク。結果は合格でした。
さっそく大学に入学手続きの連絡をすると、入学金はすでにキム・シンが振り込んでいました。彼はいそいそと別のお祝いも用意します。
さらにバッグと香水をプレゼントされたウンタクはお礼を言いますが、キム・シンは入学金の返済を求めます。「毎月5208ウォンずつ80年かけて返せ、早く返してもダメだ」と。
2人は仲良くデートに出かけます。プレゼントのどれかに愛はある?と聞くウンタクは、キム・シンに「入れたつもりだから探してみろ」と言われ、ますます嬉しくなるのでした。
ユ会長もウンタクへのプレゼントを考えています。秘書に候補を出させた中から、選んだのはデジタルカメラでした。
ドクファは会長から預かったデジカメで自撮りしてばかり。なかなかカメラをウンタクに渡しません。追いかけっこを始めた2人を見て、楽し気に乾杯するキム・シンと死神。
人間が茶房に入れたのを見たキム・シンは、決意したことを死神に話します。
「人の意志はどんな扉をも開き、その扉が神の計画を変えるかもしれない。だから私も必死になって神の計画を変える扉を探すつもりだ。扉を探し当てるまで、あの子といようと思う」
「下痢が神の計画を変えるとはな」
そう言って笑う彼らにウンタクが混ざり、ステキな笑顔の3ショットが撮影されました。
サニーの前世
チキン店にバイトに来たウンタクと送ってきたキム・シン。店内には死神も来ていました。
サニーも含め、4人で一つのテーブルを囲みます。キム・シンのことをウンタクを泣かせた男と思っているサニーは、キム・シンと不穏な空気です。
死神がサニーに「キム・ソンさん」と呼びかけました。妹と同じ名前を耳にして驚くキム・シン。呼びかけられたサニーも驚きます。その名を教えた日の記憶は、死神に消されていたからです。
サニーは死神を店の外に連れ出し、なぜ本名を知っているのか問いただします。彼女といられて浮かれていた死神はミスしたことに気づき、話をそらして店内に戻ろうとします。その時、「話が終わってない」とサニーが死神の手を握りました。
死神にサニーの前世が見えました。胸に矢が刺さり、血を流して倒れている女性。彼女は死神が涙を流した肖像画の人でした。宮中で、激しい怒りを見せながら彼女にヒスイの指輪をはめる位の高い男。
移動中の籠から顔をのぞかせる彼女―。
店内から2人の様子を見つめるキム・シンも、妹のことを思い出していました。
肩にお皿を載せて歩く練習をするキム・ソン。その姿を楽しそうにこっそり見つめる王。
サニーが何か言いましたが、その声は衝撃を受ける死神の耳には届きませんでした―。
※画像はドラマキャプチャをお借りしています。
トッケビ第9話「行方不明」感想
やっとキム・シンとウンタクの想いが通じ合いましたね。そして、キム・シンはウンタクのために運命を変える方法を探そうとします。トッケビの剣を抜いてもウンタクに被害がいかないようにすることができるのか、それともキム・シンが生き残れる方法があるのか…。とっても気になります。
死神とサニーの関係も深まってきました。過去にあった悲惨な出来事がどう関わってくるのか。こちらもすごく気になりますね。
第10話も楽しみながら書いていきます!
第1話「トッケビの花嫁」ネタバレ
第2話「やさしいウソ」ネタバレ
第3話「救出作戦」ネタバレ
第4話「胸に刺さる剣」ネタバレ
第5話「芽生え始めた恋心」ネタバレ
第6話「トッケビと死神の悩み」ネタバレ
第7話「初恋」ネタバレ
第8話「花嫁の証明」ネタバレ
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